飛距離を決める3つのパラメーター
ホームランを打ちたいのなら飛距離を伸ばせばいい。
過去、第26-28の3回にわたり打球の飛距離を大きくするためにはどうしたらいいか、計算を行ってきた。
今回は飛距離を伸ばすための要因として挙げられる「打球角度」「回転数」「打球速度」、これら3つのパラメータの影響についてまとめる。
各パラメーターと飛距離の相関
打球速度140km/h、打球角度30度、回転数2500rpmをベースとして、「打球角度」「回転数」「打球速度」の3つのパラメータをそれぞれ変化させたときの打球飛距離の計算結果を以下のグラフにまとめた。・打球角度は上向き30度の時が最も飛距離がでる。
・打球回転数は飛距離にそれほど影響しない。
・打球速度に比例して飛距離は伸びる。
上向き20-30度で打ち上げよう
打球角度は上向き30度の時が最も飛距離がでる。そのため、ホームランを打つためであれば20度から40度の間を狙うのがよい。
さらに、打率も同時に求めるのであれば、20度から30度の間を狙うのが良い。
40度以上では打球が高く上がるため、打ってから地面にバウンドするまでの時間が長くなる。
フェンスを越えられれば良いが、届かずフェアゾーンに落ちる場合、外野手に追いつかれフライアウトになる可能性が高くなる。
その真意は、高く打ち上げろ、ではない。
月に向かって打て!の真意
日本球史に残る名言、「月に向かって打て」。その真意は、高く打ち上げろ、ではない。
その反対である。
この言葉の真意は、大杉選手の打球が上がりすぎていると感じていたコーチが低い弾道で打たせるために、当日水平から25度ほどの低い位置にあった月を狙わせたものだそうである。
ホームランを狙うあまり打球角度をつけすぎるのは飛距離を落とす上に、打率も落としてしまう。
バックスピンの回転数が増えれば飛距離は増えて行くが、その効果は薄い。
例えば1500rpmから2500rpmに回転数が増加したときの飛距離増加は、わずか4mである。
プロの投手でいえば1500rpmはチェンジアップ並みの低回転数、2500rpmはスライダー並の高回転数であるにも関わらずだ。
更に3500rpmを超えると回転数が増えても飛距離が増加しなくなり、もはやメリットがなくなる。
揚力により同じ角度で打ち上げても打球が高くまで上がるため、落下までの時間が増えフライアウトを増やすというデメリットだけが残る。
意識的にバックスピンを増やす打ち方をするメリットはない。
ホームランを狙うあまり打球角度をつけすぎるのは飛距離を落とす上に、打率も落としてしまう。
回転は気にしなくてもいい
打球回転数は飛距離にそれほど影響しない。
バックスピンの回転数が増えれば飛距離は増えて行くが、その効果は薄い。
例えば1500rpmから2500rpmに回転数が増加したときの飛距離増加は、わずか4mである。
プロの投手でいえば1500rpmはチェンジアップ並みの低回転数、2500rpmはスライダー並の高回転数であるにも関わらずだ。
更に3500rpmを超えると回転数が増えても飛距離が増加しなくなり、もはやメリットがなくなる。
揚力により同じ角度で打ち上げても打球が高くまで上がるため、落下までの時間が増えフライアウトを増やすというデメリットだけが残る。
意識的にバックスピンを増やす打ち方をするメリットはない。
打球速度こそが正義
打球速度に比例して飛距離は伸びる。
球速が上がれば上がるだけ飛距離は増加していき、頭打ちになることはない。
140km/h以下では100m先の両翼フェンスまで届かない。
160km/h以上なら122m先のセンターフェンスさえ飛び越えて行く。
ホームランを打ちたいなら、まずは最低でも打球速度140km/h越えを目指す。
それができたら次は上向き30度でポール際へ打ち上げれるよう打球方向をコントロールする。
140km/h以下では100m先の両翼フェンスまで届かない。
160km/h以上なら122m先のセンターフェンスさえ飛び越えて行く。
ホームランを打ちたいなら、まずは最低でも打球速度140km/h越えを目指す。
それができたら次は上向き30度でポール際へ打ち上げれるよう打球方向をコントロールする。
これでホームランを打てる条件はそろう。
もし打球速度が160km/hを超える怪物レベルにまで成長できたなら、左右方向は気にせず上向き角度だけ30度に調節して、後はフルスイングしたらいい。
大谷翔平のように、センターだろうが、深い右中間だろうがどこのフェンスだって越えられる。
では、また。
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